ばね指について

ばね指とは?

ばね指とは、手の使い過ぎで発症する症状です。症状としては指を曲げて伸ばそうとしたときに、弾くようなバネに似た動きが出てしまう状態がばね指の症状になります。

ばね指の根本原因は?

上記で述べたように、ばね指とは手の使い過ぎ、つまり腱や腱鞘に負荷がかかり続けることによって、炎症を引き起こす状態です。

指は腱によって曲げ伸ばしが可能です。手を握るなどの強い力を発揮する筋肉は、肘から手首にかけて存在し、その力を腱が指先へと伝えます。骨と骨をつなぐ部位が「関節」、筋肉と骨をつなぐ部位が「腱」と呼ばれます。このことから、指を酷使することで腱に大きな負荷がかかり、その状態が継続されることによって、ばね指を発症しやすくなると考えられます。

ばね指になりやすい動作やスポーツとしては、キーボード操作、ゴルフやテニス、洗い物などの家事も原因になりやすいとされています。

こんなお悩みはありませんか?

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仕事で事務仕事のの為、キーボード・マウスを一日中使うことが多いです。最近キーボードを打っていると指が勝手に曲がる感覚がある。
ゴルフをしているときに指の付け根が痛い。
ピアノを習い始めてから指がカクっと曲がる感じがするようになった。
家で専業主婦をしていて家族が多い為、洗い物も多いです。最近洗い物をした後指の付け根が痛むようになりました。
10年くらい運動でテニスを続けています。2年前くらいからラケットを持っていると指に力が入りにくくなる感覚が出るようになりました。

ばね指に対する当院の考え

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「ばね指」の主な原因は、手や指の使い過ぎといわれています。

仕事柄としてデスクワークの方、調理関連の職業に従事されている方、専業主婦の方のように、常に指を動かしたり、物を握っている時間が長い方に多く見られます。そのほかにも、更年期や妊娠出産期の女性で多く見られ、筋力低下や腱が弱くなると、なるリスクが高いといわれています。

当院の施術は、身体全体を指圧で押していくものになります。また、その方の症状を細かくお伺いし、どの動きで痛みが出るかや、この時間帯で辛くなってくる等、都度お聞きしながら施術を行っていきます。肘から先を重点的に施術する際も、指圧だけでなく、別のアプローチ方法もございますので、お気軽にご相談いただければと思います。

ばね指はなぜ起こるのか?

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ばね指は、生活の中で発生する原因が多いです。

ばね指は、更年期の女性に多く発症するといわれています。例えば、家事を主な仕事とする専業主婦の方は、洗い物や洗濯物等で掴む・放すの動作が多くなります。この作業は肘から先に負担がかかるため、女性に多く発症するといわれています。

加えて、スポーツを行っている方もばね指になりやすいです。特に、テニスやゴルフを行っている方に多いといわれています。ラケットやクラブを強く握りながらプレーをするため、手首に負荷が大きくかかることが原因となります。

このように、ばね指は滅多に発症しないと考える方も多いかもしれませんが、生活の中でもばね指になる原因は多く存在していると言えます。

ばね指を放っておくとどうなるのか?

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ばね指は腱が硬くなった影響で痛みや、指の動きが悪くなるものです。この状態が長く続くと、指の第2関節が硬くなり、他の指の動きにも影響が出てきます。そうなると、手の握り込み動作ができなくなり、握力も低下してしまう可能性があります。

また、ばね指の状態を放置してしまった場合、第2関節に変形をきたす可能性もあります。その状態まで悪化してしまうと、施術を行っても十分には軽減が期待できないこともあります。

ばね指を放置してしまうと、上記のことが起こる可能性が大いにあるため、ばね指になった場合は、できるだけ早く施術を受けることをお勧めします。

ばね指に効果的な当院の施術メニューは?

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当院の施術でばね指に効果が期待できるメニューとしては、腕から手首、指先までの硬くなってしまっている筋肉を緩めていくことを目的としています。上記で述べたように、当院で必ず受けていただく指圧は筋肉を緩めていく施術で、ばね指に対して軽減が期待できます。

また、デスクワークや調理場での仕事が原因でばね指になってしまった方には、骨格矯正も効果が期待できます。骨格を整えることにより、首や肩にかかる負荷を軽減できるため、腕にかかる負荷も姿勢が悪い状態よりも少なくなり、軽減が期待できます。

そのほかにも、上半身のストレッチや腕回り、肩回りを伸ばしていく施術もございます。

その施術を受けるとどう楽になるの?

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ばね指になる原因となる腱は、骨と筋肉をつないでいる身体の部位になります。指圧では、まず筋肉を緩めていき、腱にかかる負荷を減らすことを目的として施術を行っていきます。腱が接している筋肉を緩めることにより、手首や指の動く範囲を広げることができます。手首や指の動く範囲が広がると、腱の負荷を減らす効果が期待できます。

骨格矯正では、上記で述べたように、姿勢を整えることにより、首や肩周りから負担を軽減していく施術になります。

上半身のストレッチでは、肩回りの筋肉から腕、背中周りの筋肉を伸ばしていくため、調理などで肘から上に負担を抱えている方に効果が期待できる施術になります。

ばね指を軽減するために必要な施術頻度は?

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ばね指は、人によって症状の強さや痛みの原因が異なります。

ばね指になってしまったばかりの方は、症状が出たばかりの時期は身体の変化が起こりやすいため、大げさに言えば、毎日でも来ていただいた方が症状の軽減が期待できます。また、症状が強い方も、頻繁に通っていただいた方が筋肉を緩めていくことができるため、頻繁に来ていただくことを推奨させていただいております。

症状が治まってきたという方には、繰り返し痛みが出ないように、少し間隔を空けてメンテナンスで来ていただくことをお勧めしています。