外反母趾
こんなお悩みはありませんか?
以前からヒールのある靴を履かなくてはならないことが多く、その生活を続けていたら外反母趾になってしまいました。スニーカーを履いているだけでも足が痛くなります。
生まれつき足の親指が内側に入っているなと思って病院に行ったところ、外反母趾と診断されました。今では靴を履く際に毎回痛みが走るため、困っています。
外反母趾と診断されたことはありませんが、以前から足の親指の付け根に痛みがありました。最近では靴を履かなくても痛む感じがしています。
元々、偏平足だと感じていました。最近、親指の付け根が飛び出てきました。それから靴を履くと、飛び出ている部分があたって痛くなります。
普段、横座りをすることが多かったです。以前は足の親指の出っ張りはありませんでしたが、最近、親指が人差し指側に傾いてきた気がします。
外反母趾で知っておくべきこと
外反母趾は生まれつきの要因によって発症する場合と、生活習慣によって発症する場合があります。
生まれつきの場合、足の親指が人差し指よりも長い「エジプト型」の足の形をしていると、母趾が靴による圧迫を受けやすくなるといわれています。他にも、人差し指が母趾よりも長い「ギリシャ型」や、親指と人差し指が同じ長さである「スクエア型」もありますが、日本人ではエジプト型が最も多いと考えられているため、外反母趾になってしまう人が多いとされています。
また、男女比においては、「アーチを支える筋力が弱い」「関節が柔らかい」といった要因で、外反母趾は女性に多く見られると言われています。
症状の現れ方は?
外反母趾は、足の親指に負荷がかかり続けたり、足の筋力が低下することで親指が変形してくると言われています。
日常生活では、ヒールの高い靴や足幅の狭い靴、足に合わない靴を履いているときが、特に足に負荷がかかりやすいです。ヒールの高い靴は重心が親指にかかりやすくなるため、長時間履いていたり、ほぼ毎日履いていたりすると、親指が変形しやすくなると言われています。足に合わない靴を履いている場合も同様です。
その他の原因は?
上記では、ヒールの高い靴や足に合わない靴を履いた際の足への負荷について説明しましたので、次に足のアーチの乱れによって生じる影響について説明いたします。
足のアーチの乱れは、足の縦アーチまたは横アーチが崩れている状態です。このような状態では、偏平足になっている可能性が高くなります。偏平足になると足幅が広がり、アーチがしっかりしている方と比べて足への負荷が大きくなると言われています。原因としては、「運動不足や加齢による足裏の筋力低下」や「足首の捻挫」などが影響していると考えられます。
足のアーチは、ご自身でもマッサージなどで乱れないようにケアすることが可能です。
外反母趾を放置するとどうなる?
外反母趾を放置すると、親指の関節が半分脱臼した「亜脱臼」という状態になり、親指が回転することがあります。この状態を放っておくと、さらに変形が進行するおそれがあります。変形が進行すると、手術が必要になる場合もあります。
変形が進むと、強い痛みや炎症を引き起こすだけでなく、悪化すると元の状態に戻すのが難しいと言われています。また、足の問題にとどまらず、全身の歪みにもつながる可能性があると考えられています。
進行すると親指が第2趾や第3趾の下に入り込むようになり、これらの指が持ち上げられると同時に付け根にある関節が背側に脱臼してしまうこともあります。また、親指は捻じれながら「くの字」に曲がるため、体重の負荷が爪の側面にかかり、親指の爪が次第に巻き爪となってしまうこともあると言われています。
当院の施術方法について
当院での施術方法としては、足にかかる負担を少しでも減らすための施術をお勧めすることが多いです。その施術の一つが「骨格矯正」です。
【骨格矯正】
骨格矯正は身体全体の骨格を整えていく施術になります。全体の骨格を整えることで、身体のバランスが正しい位置に戻ります。そうすることで、歩き方も左右のバランスや重心のかかり方が安定し、足への負担を軽減できる効果が期待できます。
もう一つ、当院で外反母趾にお悩みの方に推奨している施術があります。それは「足の極み」という施術です。
【足の極み】
「足の極み」は膝から下にアプローチしていくもので、主に足の歪みを整えていきます。足のアーチを作ることで、ふくらはぎを緩め、足にかかる負荷を大きく軽減する効果が期待できます。
改善していく上でのポイント
「外反母趾」を軽減していく上で、少しでも足に負担をかけないことが大切です。まだ初期段階の場合は、今以上にヒールやつま先のとがった靴、または足に合わない靴を履かないことが、足に負荷をかけずにできることだと思います。
また、もし当院に通いながら軽減を目指す場合、施術を始めたばかりの時期が一番変化が出やすい時期になりますので、最初のうちは頻繁に来ていただくようにお願いしております。痛みが軽減してからは、再発しないように定期的な通院をおすすめしております。
軽減していく上で、異変があったらすぐに対処することが大切です。放置してしまう時間が長ければ長いほど回復も遅くなってしまうことが多いため、いつでもご相談ください!