悩みタイトル

こんなお悩みはありませんか?

肉離れイメージ

短距離走で走りだした時に、太ももの前側を誰かから激しく蹴られたような強い痛みが走った。
バレーボールの試合中にスパイクを打とうと大きくジャンプし、着地した時に膝から下の辺りに激痛があった。
サッカーでボールを蹴り上げたときに、太ももの裏が痛くなると同時にブチッという音が聞こえた。
柔軟をしっかりやらなかった日にサッカーを全力で走りながらプレーをしていたら、走っている時にふくらはぎの辺りに激痛が走った。
陸上でスタートダッシュをしたときに、ふくらはぎに強い痛みとぶちっという音が聞こえた。

肉離れで知っておくべきこと

肉離れイメージ2

肉離れには、軽症(Ⅰ度)、中等症(Ⅱ度)、重症(Ⅲ度)という3つの重症度があります。重症度がⅡ度やⅢ度の場合、早期に治療を行わないと回復が遅れたり、競技復帰までの期間が延びたりする可能性があると言われています。

・Ⅰ度は筋繊維の微細損傷になります。
筋肉や筋膜自体に大きな断裂はなく、伸ばされた程度です。患部を押すと痛みがありますが、自力での歩行は問題なく可能な状態です。施術期間の目安は1~2週間程度と言われています。

・Ⅱ度は筋繊維の部分断裂が起こっている状態です。
Ⅰ度ほど軽度ではなく、注意が必要です。

・Ⅲ度は筋繊維が完全に断裂してしまっている状態です。
筋肉や筋膜が深く断裂し、外見上でも患部がへこむ状態になっています。痛みも非常に強く、自力での歩行がほとんど困難な状態です。場合によっては手術が必要となることもあります。施術期間の目安は約3ヶ月~6ヶ月程度です。

症状の現れ方は?

肉離れイメージ3

肉離れは、急な動作—例えば陸上競技でのスタートダッシュ時や、サッカーの瞬発的な蹴り上げ、バスケットボールの試合中での急な方向転換などによって、筋膜や筋線維が大きな負荷を受けて損傷または断裂してしまう病態です。

発症した時には激痛を伴い、その時点で運動やスポーツを続けることはできなくなります。断裂した際に「プチッ」という音が聞こえたり、皮膚の上から損傷・断裂部に小さなへこみが見られることもあります。これらは肉離れによる損傷の特徴的な症状です。

部位別では、太ももの裏(ハムストリングス)、太ももの前面、太ももの内側、ふくらはぎなどで好発します。

その他の原因は?

肉離れイメージ4

肉離れは、スポーツをしている時に発生することが多い症状ですが、スポーツや運動を始める前の柔軟不足や急な動き以外でも発症することがあると言われています。

発症する可能性のある例として、一つは筋疲労時です。また、先ほど軽く述べたように、柔軟不足も原因となります。運動を始める前に柔軟をしっかり行わないと、筋肉が硬いままで運動をすることになり、急な動きに対応しづらくなります。このような状態では怪我をしやすいコンディションと言えるでしょう。

さらに、身体の中の電解質不足によっても発症しやすくなります。電解質は筋肉や神経を安定させる役割があります。水分不足の状態になることで、血中のカルシウムなどの電解質バランスが乱れることがあり、この乱れによって筋肉が正常に代謝を行うことができなくなり、怪我や肉離れが起こりやすくなります。

肉離れを放置するとどうなる?

肉離れイメージ5

肉離れは、筋肉が瞬間的に強く収縮した結果、その強い引っ張り力によって発症します。肉離れと一言で言っても、筋肉のごく僅かな小さな線維が断裂している程度のⅠ度のものから、筋肉が大きく断裂しているⅢ度の重症度のものまであります。

筋肉の損傷がごく軽度(Ⅰ度損傷)であれば、1週間もすれば競技ができることが多いです。しかし、受傷した時の症状だけで損傷の大きさを判断することは必ずしもできません。受傷してすぐの時は痛みがあまりなくても、時間の経過とともに血腫が形成され、腫れや痛みが強くなり、関節の動きが徐々に制限されてくる場合も少なくありません。そのため、受傷後すぐの処置が大切です。

当院の施術方法について

肉離れイメージ6

当院では、肉離れをした患者様への施術として、いくつかの対処方法をご提案しています。また、その対処方法は受傷状態によって異なります。

受傷後すぐにご来院いただくと、炎症が強いことが多いため、まずは電気施術で怪我した部位の再生力を増加させることから始めます。その後、周りの筋肉をマッサージで緩める施術を行います。1回の施術で完全に軽減することは難しいため、定期的に通院していただくことを推奨しています。

受傷から数日が経過した後の対応では、動かせていなかった期間が長くなることが多いです。そのような患者様には、ストレッチを行い、筋肉を伸ばし・緩めることによって筋肉の硬さを軽減していく施術を行います。

改善していく上でのポイント

肉離れイメージ7

肉離れになってしまった場合、少しでも早く痛みを軽減していくためには、受傷した際の迅速な対処が重要です。

怪我をした部位が熱を持っている場合は、すぐに冷やし、安静にすることでその部位に再度負荷がかかることを防ぎます。

受傷した部位への刺激として、電気施術は即効性があり、受傷部位に直接刺激を加えることができます。近くの接骨院で周りの筋肉を緩めてもらいながら、電気で痛みを軽減させることは非常に効果が期待できる対処法です。

学生やスポーツをしている方にはよく見られる怪我の一つですが、怪我をしてしまった後も思い切り運動ができるようサポートさせていただきますので、ご来院をお待ちしております。