野球肩・野球肘
こんなお悩みはありませんか?

最近運動不足だと感じたので、テニスを始めた。やっと慣れてきたので上から打つ練習を始めるようになってから、肩から腕に痛みが出ることがある
少年野球をやっていて、前からコーチに投球フォームを注意されていた。前の週で試合があり、沢山ボールを投げてから肘周りに痛みが出るようになった
小学生の頃から野球をやっていて、肘の痛みが出ることは多くあった
中学生から初めて野球部に所属した。今までこんなにボールを投げることがなかったからか、肩や肘が痛くなる日が多々あった
一年前くらいから草野球を週に1回やっている。最近は慣れてきたので以前よりも練習中のキャッチボールを増やした。そのせいなのか最近ボールを投げる際に肩に違和感を感じることが増えた
野球肩・野球肘について知っておくべきこと

野球肘も、野球肩も原因は投球動作の繰り返しによる肩の酷使で起こるスポーツ障害です。ですが、ただの投げすぎだけでなる訳でもありません。
肩、肘の使い過ぎのほかにも、原因はあります。
痛みが出てきてしまうのは、ボールを投げる際に他のところに力が分散できず、肘や肩に大きな負荷がかかってしまい痛むことが多いです。そのため、身体全体を使ってプレーが出来るようになることが、怪我をせずに運動ができる第一歩になると言えるでしょう。
例として、下半身をしっかり鍛えたり、柔軟をするのを怠ってしまうと、投球動作時に負荷が上半身に多くかかってしまいます。
症状の現れ方は?

野球肩、野球肘は肩や肘に投球時や大きな負荷がかかってしまった時に症状として発症します。
練習時間がそんなに長くないはずなのに、小学生や中学生でも野球肘等になってしまうお子さんも少なくありません。それはただ単に練習量だけでなく、普段から肩や肘に負担のかかりやすいフォームや投げ方でプレーをしてしまっているからでしょう。
速い球を投げようとする時や、一度に投げる量が多かったりしてしまうと、肘に負荷が掛かりやすいと言われます。
また、肩・腕回りの筋肉が十分に鍛えられていなくても、野球肩等になりやすくなってしまうでしょう。
その他の原因は?

野球肘・野球肩の原因としては、肩・肘へかかる大きな負荷と言われています。負荷のかかり方で原因が少しずつ変わってくるものでもあります。
下半身や身体全体の柔軟さが欠落していると、身体のバランスが不安定になってしまいます。その状態でボールを速く投げたり、沢山投げたりしてしまうと、上半身への負担が大きくなってしまい、肩や肘を痛める原因になってしまうことが多いです。
このことからも、痛みが出てくるのは上半身、つまりは肩や肘ではありますが、原因としては投球フォームが原因だったり、下半身の不安定さが原因になると言えるでしょう。
野球肩・野球肘を放置するとどうなる?

野球肩・野球肘を放置してしまうと、肘の場合は関節の周りの靭帯が傷ついてしまうことがあります。また、変形性肘関節症という、肘の骨の変形・軟骨のすり減り、曲げ伸ばしの角度の制限が強い状態になり、重大な障害が残ってしまうこともあります。ひどい場合は手術をしなければ軽減しないほどにまでなることもあります。
肩の場合でも、肩関節の変形や関節が不安定になってしまい、それが常態化してしまうと、常に痛みが伴うことがあります。また、肩の動きも制限され続けることによって、肩の可動範囲が狭まり肩回りの筋肉が固まってしまう原因にもなるでしょう。
当院の施術方法について

野球肩は運動をしている学生に多く見られる症状になるので、当院での施術方法としてはまず最初に指圧(マッサージ)を行います。負荷がかかってしまっている肩まわりや二の腕回りを緩めたり、投球時に痛めることが多い肘から先も緩めると軽減が期待できます。
過度な負荷がかかっている場合、指圧だけで緩めきれないところが多いです。その様な場合は骨格矯正で普段から身体にかかる負荷を抑えるような施術を行います。
ストレッチは自分でやると力が入ってしまったり、伸ばさないといけないところまで伸ばせなかったりすることがあります。もしご自宅等でストレッチを行う際は、誰かにやってもらう形が効果が期待できます。
軽減していく上でのポイント

当院に通いながら症状を軽減していくにあたって、症状が出始め、通い始めはなるべく沢山の頻度でのご来院を推進させていただいております。理由としては、当院では沢山来ていただきながら、刺激を少しずついれていくという方針で施術を行っているためです。身体が完全に元の形・筋肉の硬さに戻る前にご来院いただき、硬くなってしまった筋肉を伸ばすまたは緩めていき症状を軽減していければと思います。
また、症状が落ち着いてきたら、頻度を落としてもらい、メンテナンスという形でまた怪我をしない身体づくりを目指しての通院をおすすめしています。
監修
佐倉ユーカリが丘接骨院 院長
資格:柔道整復師
出身地:岩手県盛岡市
趣味・特技:温泉巡り、映画鑑賞、人間観察






